馬頭琴演奏家・作曲家・中国国家一級演奏家・全国唯一の馬頭琴大師の称号を持つ。内モンゴルホルチン地方出身。誰もが認める最高の馬頭琴奏者。モンゴル各地に残る多くの民謡を編曲するだけでなく、それぞれの独特な演奏方法や技法を取り入れたオリジナル曲も多く、民族楽器の演奏家としては世界的に稀なる自作自演の演奏家である。 馬頭琴音楽を民族的レベルから芸術的レベルまで引き上げ、楽器改良を成し遂げ、まさに現代の芸術的な音楽として完成した。 幼少でラマ教の活仏を体験、14歳から国立内モンゴル民族劇団で演奏活動を開始。75年に国立内モンゴル歌舞団の馬頭琴ソリストとなる。中国中央民族大学教授、モンゴル国立芸術学院教授を経て、現在、中央音楽学院教授、中国馬頭琴学会会長、モンゴル国馬頭琴協会名誉会長、日本国際交流馬頭琴協会名誉会長、国立内モンゴル歌舞劇院野馬(イエマ)馬頭琴アンサンブル代表、国立内モンゴル民族歌舞劇院副院長芸術監督。 78年よりアフリカ、アジア、ヨーロッパ、カナダなど各国で公演活動を行う。以後サントリーホール・ガラ、各オーケストラとの共演を行い、98年~2000年「チ・ボラグ/馬頭琴の世界」日本公演にて、横浜みなとみらいホールなど、全国50会場で公演し、絶賛を受ける。 2001年、チ・ボラグがプロデュースしたフフホト国際青少年馬頭琴芸術祭では世界から集められたプロの馬頭琴奏者500名と中国全土から集められた青少年500名による「1000人の馬頭琴演奏」が世界で始めて実演された。 チャリティー活動にも力を注ぎ内モンゴルの小学校再建チャリティーコンサート等を行い成功を収める。 坂田明(サックス)、古謝美佐子(島歌、三線)、ジャーパンファン(二胡)、木乃下真市(津軽三味線)等と共演し、各種民族楽器や西洋楽器との新しいコラボレーションを実現している。 中国国内をはじめ、日本、モンゴル共和国、台湾、アジア各国においてCDや著作物が出版されている。 |